今ではあちこちで耳にするようになった「抽象度」という言葉。
初めて聞いたとき、私は何のことか全く分かりませんでした。
「抽象度って、いったい何だろう?」
「高いとか低いとか言われても、ちっともピンとこない」
正直に言えば、最初の印象はそんなものでした。
でも、なぜかその言葉が気になって仕方がなかったのです。
理解できないのに気になる。
分からないのに、もっと知りたいという不思議な感覚。
それが、私の「現代気功」と「認知科学」を学ぶ旅の始まりでした。
頑張ったけれど、報われなかった日々
かつての私は、一生懸命に生きていました。
夢を叶えたくて、たくさんの講座やセミナーにも通いました。
時間もお金も、ありったけのエネルギーを注いできました。
けれど、結果はついてきませんでした。
「頑張ったのに、何も変わらなかった」
「結局、夢は叶わなかった」
目の前の現実だけを見れば、そうとしか思えませんでした。
当時の私は、そんな「失敗の積み重ね」の中に自分の人生を閉じ込めていたのです。
抽象度を上げるとは、「人生を離れた場所から眺めること」
学びを深める中で、私はあることに気づきました。
「抽象度を上げる」とは、決して難しい理屈を並べることではありませんでした。
人生を、少しだけ離れた場所から眺めてみることだったのです。
それまでの私は、目の前の出来事だけを拡大鏡で覗き込んでいました。
「夢が叶わなかったこと」
「うまくいかなかったこと」
そうした細部だけを見て、自分の人生を「失敗作」だと決めつけていたのです。
しかし、一歩引いて、人生の全体図を眺めてみると、全く違う景色が見えてきました。
- あの時の挫折があったからこそ、出会えた人がいた。
- あの時の遠回りだと思っていた経験が、今の深い洞察力に繋がっていた。
近くで見れば「失敗」だった出来事も、高い視点から見れば、今の私を形作るための「欠かせないピース」だったのです。
現状観察という、逃げない強さ
ここで一つ、大切にしたいポイントがあります。
抽象度を上げることは、決して「現実から目を背けること」ではありません。
認知科学の視点から見て最も重要なのは、まず「現状を観察する」ことです。
うまくいかなかったなら、その事実をありのままに見る。
悔しかったなら、その感情が湧いている自分をそのまま認める。
結果が出なかったなら、その現実をフラットに受け止める。
この「現状を淡々と直視する」こと。
そこから逃げず、高い視点から「人生全体」を眺めてみることで、今まで見えていなかった全体の構造が見えてくるのです。
人生はまだ、途中です
もし今、あなたが思うようにいかず、疲れ切っているのなら、
どうか、「もう遅い」「私は失敗した」という言葉で、自分の人生を決めつけないでください。
私たちは、苦しい時ほど視野が狭くなり、目の前の出来事だけが「世界のすべて」だと錯覚してしまいます。
でも、それは人生という長い物語の、ほんの一場面に過ぎないのです。
一度だけ、ほんの少しだけ視点を高くして、自分の人生を眺めてみてください。
きっと、これまでとは違う景色が見えてくるはずです。
「なぜか人生がうまく回り出す」ためのヒントをお届けしています
私は現在、認知科学の視点から、私たちが無意識のうちに抱えている「思い込み」を解き放ち、より自分らしく生きるための知恵を発信しています。
- なぜ、頑張っても空回りしてしまうのか?
- 同じ現実でも、見え方を変えるだけで、なぜチャンスが増えるのか?
- 現状観察から、どうやって理想の未来へアクセスするのか?
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