人は、自分の物語を信じて生きている

「もう遅い」と感じるのは、あなたのせいではない

「もう遅い」

ふと、そんな言葉が頭に浮かぶことはありませんか。

若い頃には夢がありました。

一生懸命働き、家族のために尽くし、自分なりに努力を重ねてきた。
それでも、思い描いていた人生とは少し違う場所に、今、立っている。

夢は「いつか叶えたいもの」から「もういいかな」に変わり、
社会とも少し距離を置くようになった。

それでも心のどこかでは、まだ諦めきれていない。
だからこそ、SNSで誰かの言葉をつい探してしまう。

その「報われない」という感覚には、実は理由があります。


私たちは「出来事」ではなく「意味づけ」を生きている

人は、起きた出来事そのものに反応しているのではなく、
その出来事をどう受け取ったか、という「意味づけ」に反応している—

これは、脳や心の仕組みを研究する分野で、よく言われていることです。

「私は運が悪い」
「私は何をやっても続かない」

こうした感覚は、出来事そのものが証明しているわけではありません。

過去の経験に、自分なりの解釈を積み重ねてきた結果、
いつの間にか出来上がった「ものの見方のクセ」なのです。

同じ出来事でも、「やっぱり私はダメだ」と受け取る人もいれば、
「今回はうまくいかなかったが、次は違う方法を試そう」と受け取る人もいます。

出来事は同じでも、その後の人生はまったく違う方向に進んでいきます。

あなたなら、どちらの受け取り方に近いでしょうか。


私自身も、「報われない」という物語を信じていた

私自身にも、「何をしても報われない」と思い込んでいた時期がありました。

新しいことを学び、セミナーにも参加し、
「今度こそ変われるかもしれない」と一歩踏み出したこともあります。

けれど、思うような結果は出ませんでした。

そのたびに私は、「ほらね。やっぱり私には何をしても報われない」と、
自分に言い聞かせていたのです。

今振り返ると、つらかったのは出来事そのものよりも、
その思い込みを自分で無意識に強め続けていたことでした。

だから私は、その物語を根本から否定するのではなく、
続きに一行だけ書き足すことにしました。

まだできることがある

長年積み重ねてきたものの見方を一気に書き換えようとすると、心は強く抵抗します。

でも、ただ一行書き足すだけなら、無理なく始められます。


今日、試してみてほしいこと

やり方は簡単です。

寝る前に、スマホのメモに今日あった出来事をひとつと、
こう一言だけ書いてみてください。

まだできることがある

答えを出す必要も、無理にポジティブに変換する必要もありません。

ただ書くだけで十分です。


あなたの物語は、まだ終わっていない

これまでのページを無理に書き換える必要はありません。

悲しかった日も、悔しかった日も、すべてあなたの大切な一章です。

でも、その続きは、今日から書くことができます。

次の一ページを書くのは、これからのあなたです。


もし、この続きを少し深めてみたいなら

私はこれまで、一行だけ物語を書き足して、
少しずつ前を向いていった方たちを見てきました。

一人で抱え込まなくていい。
そのことだけでも、知っておいてもらえたらと思います。

「一行書き足す」その先で、
思い込みの仕組みや、視点の変え方をもう少し知りたい方のために、
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  • 思い込みが生まれる仕組み
  • 人生の物語を縛る、ものの見方のクセ
  • 日常の中でできる、小さな視点の変え方

もし興味があれば、そちらもぜひご覧ください。

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