もう辞めたいのに辞められない。惰性で続けてしまう本当の理由

「もう辞めたい」

そう思っているのに、
今日も続けている。

やる気があるわけではない。

未来に期待しているわけでもない。

むしろ、頭の中にあるのは、

「いつ辞めようか」ということだったりします。

それでも、なぜか辞めない。


「続けている」と「続けたい」は違う

続けているからといって、
続けたいとは限りません。

本当は、もう気持ちは離れている。

結果も出ない。
頑張ることにも疲れた。

それでも、
これまで続けてきたものを、簡単には手放せない。

「ここで辞めたら、今までの努力は何だったのだろう」

「もう少し続ければ、何か変わるかもしれない」

そんな考えが浮かび、
決断を先延ばしにする。

そして今日も続ける。

でも、それは「続けたい」からではなく、
「辞めることを決められない」から続けているだけかもしれません。


知識がある人ほど、惰性に気づきにくい

ここに、もう一つ厄介なことがあります。

これまで、
いろいろなことを学んできた。

だから、

「諦めてはいけない」
「継続が大切」
「考え方を変えよう」
「前向きに捉えよう」

という言葉を知っています。

本来なら、
自分を支えるための知識です。

ところが、もう気持ちが離れているときまで、
それを使い続けるとどうなるでしょう。

「まだ頑張れる」
「ここで辞めたらダメ」

と、自分を動かそうとする。

その結果、
「もう辞めたい」という本音が見えにくくなる。

前向きな言葉を使っているから、
自分はまだ頑張れると思ってしまう。

でも、実際には
気持ちがついてきていないのです。


気持ちと行動がズレると、結果も出にくくなる

気持ちは、もう辞めたい。

でも、行動だけは続けている。

新しいことを始めるほどのエネルギーはない。

今やっていることを、本気で続ける気持ちもない。

それでも、辞める決断もしない。

この状態では、行動が中途半端になりやすい。

そして、結果が出ない。

結果が出ないから、
「やっぱり私には無理なのかもしれない」と思う。

さらに疲れる。

それでも、また続ける。

結果が出ない

疲れる

辞めたくなる

でも辞めない

惰性で続ける

また結果が出ない

こうして、負のスパイラルが続いていきます。


「どうすれば、また頑張れるか」の前に

こんな状態になると、

「どうすれば、やる気を取り戻せるだろう」
「どうすれば、また頑張れるだろう」

と考えがちです。

でも、その前に見ることがあります。

私は、本当に続けたいのだろうか。

それとも、
辞めることを決められないまま、惰性で続けているのだろうか。

この二つは、似ているようで全く違います。

続けたいのなら、
何が必要なのかを考えればいいです。

でも、もう辞めたいのなら、
必要なのは、
無理やり自分を奮い立たせることではありません。

まず、現状を見ることです。


「辞めたい」を、なかったことにしない

「もう辞めたい」
そう思っているなら、それが今の自分の現状です。

すぐに辞める必要もありません。
続ける必要もありません。

まず、
「私は、もう続けたいと思っていないのかもしれない」と認識する。

それだけでも、
見えてくるものは変わります。

氣幸で大切にしているのは、
答えを急いで出すことではなく、
まず現状を観察すること。

続ける理由を探す前に、
「私は、なぜこれを続けているのだろう」と見る。

「頑張りたい」のではなく、
「辞めるのが怖い」だけかもしれない。

「まだ可能性がある」のではなく、
「ここまでやったから手放せない」だけかもしれない。

その違いに気づかなければ、同じ場所を回り続けます。

もう辞めたいのに、今日も続けている。

もし今の自分がそうなら、

「続けるべきか」ではなく、
「なぜ私は、辞めたいのに続けているのか」。

まず、そこを見てみることです。


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「もう辞めたい」
そう思いながら、今日も続けている。

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この連載は、認知症の方や、そのご家族が、
安心して本音を話せる場所を目指して綴っています。

答えを押しつける場所ではなく、

「そんな気持ちになることもあるよね」と、
お互いの想いを受け止め合える場所でありたいと思っています。

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