「また、変われなかった」と思ったことはありますか
セミナーに行った。
講座にお金をかけた。
本を読んで、ワークもやった。
それでも、変わりたいのに動けない自分がいた。
そういう経験が、一度や二度ではない方も、いるかもしれません。
「結局、私には意志が足りないんだ」
「本気じゃないから変われないんだ」
でも、本当にそうでしょうか。
私はそう思いません。
変わりたいのに動けない理由は、意志の強さではなく、「見られ方」にある場合があります。
「寄り添う」が、動けなくさせることがある
サポートの現場でよく使われる言葉があります。
「あなたに寄り添います」
「一人で抱えてきたんですよね」
言葉の意図は、悪くない。
相手の痛みを理解しようとする姿勢は、大切なことです。
ただ、一つ見落とされがちなことがあります。
「寄り添う」という行為の裏に、「この人は傷ついている」という前提が、隠れていることがある。
つまり、サポートを受ける側は、
「傷ついた人」として見られ続けることになる。
これが、「見られ方」の問題です。
これは、サポートする人の善意を否定しているのではありません。
仕組みとして、そういうことが起きる場合がある、という話です。
認知科学で言うと、何が起きているのか
認知科学には、「自己イメージがゴール達成(自己実現)を決める」という考え方が
あります。
人は、自分がどういう人間かというイメージ(自己イメージ)に沿って、無意識に行動を選びます。
「私は変われる人間だ」という自己イメージを持っている人は、困難があっても動こうとします。
一方で、「私は傷ついてきた人間だ」という自己イメージが強くなると、無意識はそのイメージを維持する方向に働きます。
「傷ついた人」として見られ続けることで、その人の自己イメージが「傷ついた人」に固定される。
その結果、ゴール達成(自己実現)が遠ざかっていく。
変わりたいのに動けない、という状態の背景に、
こういった仕組みが働いていることがあります。
意志の問題ではなく、自己イメージの問題として。
「まだ消えていないもの」を見る目が、人を動かす
では、どうすればいいか。
私が大切にしているのは、
傷を見る目と同時に、「まだ消えていないもの」を見る目を持つこと、です。
諦めきれていない気持ち。
もう一度やってみたいという感覚。
静かに残っている、小さな力。
人は、傷ついた存在であると同時に、回復しようとする存在でもあります。
「可能性のある自分」を自己イメージとして持てた時、人は初めてゴール達成(自己実現)に向けて動き始めます。
それは、苦しさを否定することではありません。
苦しさの中に、まだ消えていないものを一緒に見つけていく。
それが、私の考える「本当の寄り添い」です。
変わりたいのに動けないのは、あなたのせいではない
私自身も、同じような経験を通じて、このことに気づきました。
意志が弱かったわけではない。
本気じゃなかったわけでもない。
ただ、「傷ついた自分」として見られ続ける環境に、長くいただけかもしれない。
あなたの中に、まだ消えていないものは、あります。
それを一緒に見つけていく視点を、私は大切にしています。
最後に
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「頑張り続けて疲れてしまった方が、もう一度、自分の感覚や可能性を取り戻していく視点」について、もう少し深くお伝えしています。
変わりたい気持ちはあるのに、どこか動けない…
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