自分で考え、自分で判断している。
そう思っていても、
私たちの考え方や価値観は、
周囲の環境から影響を受けています。
何が正しいのか。
何を幸せと感じるのか。
どんな生き方が望ましいのか。
こうした判断の基準は、どのように作られるのでしょうか。
価値観はどのように作られるのか
私たちは、家庭や学校、職場で、さまざまな価値観を学びます。
さらに、
ニュースや広告、SNSなどを通じて、
日々多くの情報に触れています。
例えば、
「成功するには人より稼ぐべき」
「周囲から認められることが大切」
といった考え方。
繰り返し目にしたり、
周囲の人から何度も聞いたりするうちに、
それが当たり前の基準になることがあります。
もちろん、
その考え方が間違っているとは限りません。
ただ、それを自分自身で考えて選んだのか、
それとも、いつの間にか受け入れていたのか。
この違いは意識しておきたいところです。
他人や社会の影響を受けているサイン
次のようなことに心当たりはありませんか?
- 周囲の人が持っているものを、自分も欲しくなる。
- 多くの人が正しいと言っていると、疑問を持ちにくい。
- 自分の望みより、他人からどう見られるかを優先する。
- SNSで他人の生活を見ていると、自分の人生が物足りなく感じる。
- SNSを見ていると、いつも同じような意見や情報ばかり流れてくる。
特に気をつけたいのが、SNSで目にする情報の偏りです。
SNSでは、
閲覧履歴や反応などに応じて、
表示される情報が偏ることがあります。
例えば、
ある商品を一度検索しただけなのに、
似た商品や関連する投稿が次々と表示される。
ある話題について
同じ立場の意見ばかり目にしていると、
それが世の中の大多数の考えであるかのように感じることもあります。
目にする情報が多いことと、
それが世の中全体を反映していることは別です。
自分が普段どのような情報に触れているのか
振り返ってみることも大切です。
自分の認知の偏りに気づくには
情報を受け取るときは、次の3つを意識してみてください。
1. 異なる意見にも触れる
自分とは反対の立場から、
同じ出来事がどう見えるのかを確認します。
反対意見に賛成する必要はありません。
自分が知らなかった視点を知ることが目的です。
2. 情報源を確かめる
誰が発信しているのか、
何を根拠にしているのかを確認します。
発信者が明らかでない情報や
出典が示されていない情報は、
すぐに事実だと判断しないようにします。
3. 事実・意見・伝聞・推定を区別する
情報には、異なる性質のものが混在しています。
- 事実: 公表された資料に、売上が前年比10%増と記載されている。
- 意見: この結果は、会社の経営努力によるものだと思う。
- 伝聞: 関係者から聞いた話では、新しい施策が始まったらしい。
- 推定: 売上が伸びたのは、新しい施策が影響したのかもしれない。
この4つは同じではありません。
確認できる事実と、
誰かの評価、
人から聞いた話、
根拠からの推測を混同すると、
確かではない情報まで
事実として受け取ってしまう可能性があります。
情報を見極めるには、内容だけでなく、
それがどのような種類の情報なのかにも目を向けることが大切です。
社会の仕組みは、私たちの認知にどう影響するのか
私たちは、自分の意思で考え、選んでいるつもりです。
しかし、
普段触れる情報や、社会の中で繰り返される価値観が、
ものの見方や判断の基準に影響を与えていることもあります。
では、どのような仕組みが、
私たちの認知に影響を与えているのでしょうか。
メルマガでは、
社会の仕組みと人間の認知の関係や、
私たちが当たり前だと思っていることの背後にある
見えにくい働きかけについても発信しています。
目の前の情報を見極めるだけでなく、
自分の考え方そのものに、どのような影響が及んでいるのか。
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