「自分の力を高めることが大切」
これまでの社会では、
そんな考え方が強くありました。
知識を身につける。
能力を高める。
成果を出す。
そして、
自分一人の力で、どこまでできるのか。
これから重要になるのが、
コレクティブ・エフィカシーという考え方です。
一人ではなく、集団として何ができるのか
コレクティブ・エフィカシーとは、
簡単に言えば、
集団が「自分たちなら、これを実現できる」と持つ力です。
ここで大切なのは、
単純に能力の高い人を集めればいい、
という話ではないことです。
人が集まれば、
それだけで大きな力になるわけではありません。
重要なのは、
どのような方向を向いている人たちが
集まっているのかです。
何をしたいのか。
どんな未来をつくりたいのか。
お金をどう捉えるのか。
何を大切にするのか。
こうした根本にある方向性が重なっている。
それぞれの能力や経験、やり方は違っていても、
向かっている方向は同じ。
そんな人たちが集まることで、
コミュニティは変わっていきます。
コミュニティそのものの抽象度が上がる
ここで重要になるのが、抽象度です。
個人が高い抽象度を持っているかどうかだけを
見るのではありません。
同じ方向性を持つ人が集まることで、
コミュニティそのものの抽象度が上がっていく仕組みです。
すると、所属する人にも変化が起こる
コミュニティの抽象度が上がると、
そこに所属している人の抽象度も上がっていきます。
誰か一人が、
別の誰かを「引き上げる」という単純な話ではありません。
そのコミュニティに所属することで、
個人が見ている世界そのものが変わっていくのです。
「誰といるか」だけではない
「付き合う人を変えましょう」という話は、
よくあります。
けれど、
今回考えたいのは、それよりも少し深いところです。
単に、
能力の高い人と付き合えばいいわけでもありません。
有名な人がいるから
いいコミュニティ、というわけでもありません。
大切なのは、
そのコミュニティが、どこを見ているのか。
どんな未来をつくろうとしているのか。
何を価値としているのか。
どんな視点で社会を見ているのか。
それだけです。
個人の勝ち負けから、集合としての創造へ
これまでの「強い個人になる」という考え方では、
どうしても自分と他者を比較しやすくなります。
誰が優れているのか。
誰が成功しているのか。
誰が上にいるのか。
けれど、
コレクティブ・エフィカシーの視点に立つと
問いそのものが変わります。
「私たちなら、何ができるのか。」
一人ではできなかったことも、
異なる能力や経験を持つ人たちが同じ方向を向くことで
可能になることがあります。
そして、その力を
コミュニティの中だけで完結させるのではなく、
社会に還元していく。
個人が勝つことから、
コミュニティとして何を生み出せるのかへ
時代はシフトしています。
さらに深く考えてみたい方へ
コミュニティの抽象度が上がると、
そこに所属する人の抽象度も上がっていきます。
では、
どんな人たちが集まると、
コミュニティの抽象度は上がるのでしょうか。
そして、
そのコミュニティは、何を生み出していくのか。
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