人を信じたいのに、
言動に矛盾を感じると疑ってしまう。
そんなとき、私たちは
「この人を信じてよいのか」だけでなく、
「信じた自分の判断は間違っていたのか」と
考え続けることがあります。
人を信じられない心理の背景には、
人への疑念だけでなく、
自分の判断を否定したくない気持ちが
関係している場合もあります。
では、こうした迷いから抜け出すには、
どうすればよいのでしょうか。
ひとつの手がかりになるのが、
物事を捉える「抽象度」という視点です。
人を信じられないとき、何にとらわれているのか
人の言動に矛盾を感じたとき、
納得できる答えを探したくなるのは自然なことです。
しかし、
「信じてよいのか」
「自分が間違っていたのか」
という問いを繰り返していると、
意識は目の前の出来事から離れにくくなります。
人の本心を完全に理解することはできません。
どれだけ考えても、
納得できる答えが見つかるとは限らないのです。
それでも考え続けてしまうのは、
人への疑問を解消したいだけでなく、
信じた自分の判断も正しかったと思いたいからかもしれません。
ここで視点を変えることが、
ひとつの転機になります。
抽象度を上げるとは?
抽象度とは、
物事をどの程度、具体的な事柄から離れて
大きな枠組みで捉えるかを表す考え方です。
例えば、
目の前の出来事に注目するのか、
それとも人生全体の目標や、
自分が実現したい未来から捉えるのか。
この違いが、抽象度に関係します。
抽象度を上げることは、
目の前の問題を無視することではありません。
個々の出来事を、
より大きな全体の中に位置づけ直すことです。
「この人を信じてよいのか」という問いから、
「自分は何を実現したいのか」という問いへ。
問いが変わると、意識を向ける対象も変わります。
人の言動が気にならなくなるとは限りませんが、
それだけが、
自分の人生にとって
重要な問題ではなくなっていく可能性があります。
視点が変わると、意識を向ける先が変わる
私自身も、以前は人の言動に矛盾を感じると、
信じた自分が間違っていたのではないかと考え、
気持ちが揺れていました。
それでも、
少しずつ意識を向ける先が変わっていきました。
今、私が大切にしているのは、
自分のゴールを達成すること。
そして、仲間とともに成長し、
その先で社会に貢献すること。
人への迷いが
完全になくなったわけではありませんが、
自分が実現したい未来に
意識を向けるようになると、
目の前の出来事に
心を奪われ続けることが減っていきました。
これは、問題が解決したというよりも、
問題が人生全体に占める位置づけが
変わったということなのかもしれません。
出来事が変わらなくても、
それを捉える視点が変われば、
自分の意識の使い方は変わる。
私が実感したのは、そういう変化でした。
自分の成長を、社会への貢献につなげる
さらに、自分のことだけでなく、
仲間と成長し、
その先で社会に何をもたらせるかを
考えるようになりました。
自分の成長を自分だけで完結させない。
自分が得たものを
誰かの可能性や社会の変化につなげていく。
こうした視点は、
利他的な生き方にもつながっていくのかもしれません。
利他的であることは、
自分を犠牲にしたり、
人の矛盾を受け入れたりすることではありません。
自分の望む未来と、
誰かの可能性が広がる未来を結びつけて考える視点のことです。
抽象度を上げ、見える世界を変える
目の前の出来事にとらわれていると、
本当に実現したい未来が見えなくなることがあります。
抽象度を上げて物事を捉えると、
これまでとは違う視点から現実を見つめ、
自分の可能性を広げるきっかけが生まれます。
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