「しなければならない」ではなく、
「やりたい」ことをして生きたい。
そう思う人は、
少なくないのではないでしょうか。
でも、
「自分は何がやりたいのか」を考えることは、
意外と簡単ではありません。
なぜなら、
私たちが「やりたい」と思うことも、
過去の記憶や経験、価値観などの影響を受けているからです。
「やりたい」は、本当に自由な願望?
たとえば、
「もっと自由に働きたい」
「好きなことを仕事にしたい」
「もっとお金を増やしたい」
「会社を辞めたい」
こうした思いも、
一見すると「自分のやりたいこと」のように見えます。
もちろん、
それが本当の願望であることもあります。
ただ、ここで考えてみたいのは、
「やりたい」と思っていることが、
必ずしも「現状の外側」にあるとは限らない
ということです。
今の自分が知っていること、
経験してきたこと、
考えてきたこと。
その中から
「これをやりたい」と選んでいるだけなら、
それは
まだ「現状の内側」にある願望かもしれません。
現状の外側は、見えなくて当たり前
では、「現状の外側」とは何でしょうか。
それは、今の自分の認識の中にはないものです。
だから、
現状の外側は、今の自分から見えなくて当たり前です。
「まだ経験していないから見えない」という
単純な話ではありません。
そのため、
自分一人で「本当にやりたいこと」を探そうとしても、
今の自分が思いつく範囲に収まりやすくなります。
変わろうとすると、ホメオスタシスが働く
さらに、
人には「今の状態を保とうとする働き」があります。
これは、
生理学などで使われるホメオスタシスという考え方です。
大きく変わろうとすると、
「やっぱり今のままでいいんじゃないか」
「そんなことをして大丈夫?」
「自分には無理かもしれない」
そんな思いが出てくることがあります。
これは、単純に意志が弱いからではなく、
今の状態を維持しようとする働きがあるからです。
だから、
「現状の外側」へいきなり大きく飛び出そうとすると
心や脳に強い抵抗が起こることがあります。
だから、いきなり大きく変えない
トレーニングを積んだメンターやコーチは、
こうした人間の仕組みを理解しています。
だから、いきなり大きな目標を設定して、
そこへ無理やり連れていくわけではありません。
その人の状態を見ながら、
今までの認識では気づきにくかったことに目を向けていく。
そして、
本人が自分自身で気づいていく。
そこが大切なのだと思います。
メンターやコーチに伴走してもらう意味
もちろん、
自分一人でもできないことではありません。
私自身も、
一人で考え、一人で試行錯誤してきたことはたくさんあります。
でも、正直に言えば、
トレーニングを積んだメンターに伴走してもらったほうが、速い。
これは、実際に私自身が感じていることです。
ただし、
メンターが答えを教えるわけではありません。
大切なのは、自分で気づくこと。
自分では気づきにくいところに
自分自身で気づいていく。
そのための伴走者が、
メンターやコーチなのだと思います。
今の自分には、まだ見えていない未来。
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